詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
角谷守
街灯が呼吸している ため息の雪が積もったここはゲレンデ
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角谷守
クリスマスツリーが光合成をする。生命維持装置を見ている。
4
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角谷守
彗星の尾が折れて、海から伸びる青い柱は人間だった
4
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灰色猫
言の葉をひとつ拾ってあげました名前を聞いたら消えてしまって
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灰色猫
真夜中の眠りのなかで掴まえた言の葉紡ぎそして忘れて
15
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灰色猫
紡ぎゆく言の葉だけじゃ伝わらぬものがあっても諦めないよ
18
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詠み人知らず
披露宴参列したる君笑みて祝辞述ぶるや心泣くらむ
10
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詠み人知らず
仏蘭西が 自国で作りし日の本の酒の名「東方からの涙」とな
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詠み人知らず
大阪のおばちゃんと言えば 豹柄と 飴ちゃん勧めるよくしゃべる人
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詠み人知らず
熱視線注がれる先の偶像は焦げる痛みに耐えて微笑む
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灰色猫
精霊を信じているの呪いにも言祝ぎにもなる万象の歌を
18
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詠み人知らず
ぐるぐるとしっぽを追いかけよろこびをがまんできない愛犬を見つ
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詠み人知らず
巨大なるパラソルチョコを思はする曙杉が天突き刺すめり
8
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詠み人知らず
乾杯と掲げたグラスは下ろさずに君の頭上で中身振り撒く
6
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詠み人知らず
秋波受け視線返せば熱帯びて 見切り発車の恋の行方は
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吉野 鮎
藍藏に蒸る藍の葉釀されて汝裡の駿馬は紺のさかりを
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吉野 鮎
茶の花の白き小さきを咲かす朝霧なだりゆく追憶の夢を
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吉野 鮎
雪嬲り蒲の枯れ穗を薙ぎてゆく風湖の面に白刃の波たつ
11
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秋日好
ホスピスにいる友がいる一番の仲良しにでさえ会いたくないと
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秋日好
物の名をこの手にのせて撫でてみる重さ哀しさ痛みに温もり
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