詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
水路には柳が揺れて映るから飛びつきたいのさオタマジャクシも
21
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車海老ナリス
狩人の青き掌ありし日を何ぞ覚ゆる夏のかたきや
5
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村上 喬
夏空にコットンのシャツたなびいて置き忘れたね 雲ひとつわく
18
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滝川昌之
先週と「間違い探し」をするように日曜午後の居間は過ぎゆく
26
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三蛙
雨音に取り囲まれて 世界から隔絶された夜の洞穴
18
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三蛙
ともすれば時の早瀬に身を投じ忘れてしまいがちな思いを
13
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三蛙
長い雨だったあのころ呼びさます季節は静かな決意もたらす
10
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詠み人知らず
浴室の鏡に映る黒髪の陰気な女にシャワーを向けた
12
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詠み人知らず
進み方 立ち止まり方 分からずにふらりクルクル 私のコンパス
21
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詠み人知らず
春は夜柔らかな闇に隠されたパステルカラーが放つ憂鬱
10
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詠み人知らず
物干しの竿に掴まる熊蜂へ たんぽぽ添える 二十歳の娘
3
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バロンマン
横断歩道がピアノの鍵に見えし日は靴音高く歩み渡らん
10
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喜くちゃん
緑濃き庭にたわむる雀一匹 ことばかけれる朝のひととき
10
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千映
綿あめの如く食べたい雲ありてふわりふわりに甘い香りある
14
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バロンマン
マンションに埋もれし風呂屋の煙突に昭和の空の広さを思う
20
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詠み人知らず
戻橋 夜半に送りし手弱女が 鬼となりなば 腕 削ぐとや
14
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藍子
一面に黄金色なり麦の候刈り取る前の僅かな時間
23
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滝川昌之
濃くなれば雨を知らせる百合の香に虜の蜂は羽音濡らして
26
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真如
巨ひなる 水の器に 還りゆく 皐月の雨の 水輪の絶えず
6
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詠み人知らず
遠い地で吹奏樂の演奏があるらしいけど僕は雨聽く
4
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