詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千野鶴子
何になる筈だったのか裁った布問いたい相手この世にはなく
6
もっと見る
千野鶴子
切り込みを薄く入れたよな三日月に爪を引っかけ夜空をめくる
9
もっと見る
ラベンダー
橙の 冬場に目立つ 柿の実は 寂しい木々に 光を射すよ
16
もっと見る
滝川昌之
脱衣場でガタガタ震え探し出す登別カルルスという顆粒
18
もっと見る
へし切
白菊と見まがうばかりに霜の花 枯れてなほ咲く庭の冬草
21
もっと見る
ラベンダー
冷たくて お湯が出るのを 待ち望む やっとあったか ほっと一息
17
もっと見る
詠み人知らず
もし 君と 僕とをつなぐ この絲が 切れたとしても 何度も結よ
11
もっと見る
詠み人知らず
不完全 そんなぼくの手 掬い取り まぶしいお日様 キミのことだよ
6
もっと見る
石川順一
晏子読む昨日は朝で寝て仕舞い翌日の今日再び読めり
8
もっと見る
石川順一
近すぎるトイレと風呂はいろいろと心理のくぼみを多く作れり
14
もっと見る
へし切
聞こえるよ僕にも聞こえるおなじ空こころの歌がいのちの歌が
23
もっと見る
詠み人知らず
雪深き 静かなときを夢わたる 赤き朝日の 目覚の日浴び
10
もっと見る
秋日好
「生誕祭準備はできた?」が挨拶のこの時期私は手工芸家だ
14
もっと見る
秋日好
長々と壁にリボンを架け渡し届いたカードを吊るし眺める
19
もっと見る
秋日好
アレンジにたわわな黄色のピラカンサ刺した瞬間納豆に見え
15
もっと見る
石川順一
配信の停止は中々できぬ物容易にできるものからやれり
12
もっと見る
吉野 鮎
櫻貝海の底ゐに微睡みて疵のゐたみをあぶくに包む
14
もっと見る
吉野 鮎
移りゆく日日きみもまたをとことふ敷かれし道の旅人となり
12
もっと見る
吉野 鮎
吹きつける雪の重みにあかぬ瞳を上昇氣流は甘く惑はす
11
もっと見る
吉野 鮎
通せんぼ遊びの名殘りしぼむ途觀世音菩薩のたなごころに委ぬ
12
もっと見る
[1]
<<
100
|
101
|
102
|
103
|
104
|
105
|
106
|
107
|
108
|
109
|
110
>>
[120]