煩悩のお気に入りの歌一覧
石川順一
風呂に居て「あずさ二号」を意識する前日入らぬ事を卑下する
9
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石川順一
髭のある位置を卑下して爪でかく赤紫の皮膚を作れり
12
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石川順一
ヤモリ居る襖の黒い縁取りに昼餉チャーハン夕餉のイワシ
11
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滝川昌之
路線バス 干物定食 週末の スローフードは 古都鎌倉で
22
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へし切
うららかな三月上巳に初節句 雛遊びに みな ほころびぬ
18
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石川順一
雪の日にライトシアンを変えて居る昼餉はレトルトカレーを食べる
10
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灰色猫
墨染めの桜や酌みつ愛でたればなほ麗しき春にならなむ
18
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滝川昌之
はらはらと白梅散らし参道の春深めゆく風とメジロと
27
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石川順一
充電のために戻ってまた行けば短きコースはスタートした後
5
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石川順一
春草は割れ目に小さく生えて居る工事現場で遠回りする
15
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へし切
墨染めに咲くとや花もかなしかり見る我さへに春をうらみむ
22
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石川順一
圧縮をしつつ削除もやらねばと不安が生じるこれでいいのか
10
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灰色猫
奏でつつ奏でられつつ甘美なる眠りへ誘うショパンの指は
23
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滝川昌之
開花日の予報で古き町の名に君と見上げた春匂いくる
24
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石川順一
座間味では自決命令あったのか梅沢少佐の苦悩を思う
12
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石川順一
トラクター暴走気味に疾走す交通整理を当惑させる
15
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石川順一
粉紅茶作り忘れて今飲めば適温なのでがぶがぶ飲める
9
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石川順一
珍しい鳥が居るので撮ろうかと思えば電車が来て飛び去れり
14
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灰色猫
月冴ゆる寒夜の空の乙女座に美しき春きたること知る
24
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滝川昌之
席立てず余韻のままに見つめればエンドロールと君の横顔
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