詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
バロンマン
夏近し高層ビルの隙間から絵の具のような青空を見上ぐ
7
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千映
桃色の遊戯の響き懐かしく昭和の時代背景を解く
9
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雪柊
母となり 髪を短くした君の 横顔 毅く凛と美し
29
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雪柊
雛人形 仕舞う日取りが食い違う家内は早く我は遅くと
14
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雪柊
嫁ぐ日を想いて飾る手は止まり女雛に重ねる吾子の面影
23
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雪柊
友見つけ父の手払い走り去るポニーテールは梅雨晴れに舞い
15
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恣翁
薔薇色の 母乳香れる 児の頬に接吻け あやす若き母親
17
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滝川昌之
闇雲に天を指差し刃向えばいつ撃たれてもと建つ避雷針
24
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幸子
お芝居を舞台袖から見るようにおのが人生眺められれば
17
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只野ハル
また今宵悩みの海に漕ぎ出でるたったひとりの小舟は揺れる
20
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へし切
流したる弓を惜しとは思はねど弱弓なれば名こそ惜しまぬ
20
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詠み人知らず
得ることを選ぶひとらの御池へといつしか月は添う鳥を呼ぶ
5
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聴雨
久方の月ふる窓に身を寄せて桃の実ひとつ落つる音聞く
16
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聴雨
母の背を少し離れて見つめゐる幼の胸に秘めるもの知る
14
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リクシアナ
夢ひとつ叶えど淋し夏至の夜青き吐息の六月の薔薇
23
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リクシアナ
日曜のざわめく駅の昼下がり白き夏服さりげなき君
21
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幸子
いつよりか心に住みてひたひたと泉のごとく満つ君の歌
19
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幸子
今日の罪照らされ顔上げ得ぬ我に夕日わずかに微笑みて消ゆ
16
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詠み人知らず
祝い事 めでたくあれど ご祝儀に苦しみ モヤシの惣菜増してき
13
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恣翁
髪を梳く 愛しき乙女のバスローブ 開けて 肩の露になれり
14
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