藍子のお気に入りの歌一覧
秋日好
夜用の不埒なうたを上げたればそろそろ彼が起き出してくる
14
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秋日好
抗がんの錠剤君を変えていく肌に張りなく蒼白過ぎる
15
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ラベンダー
静寂な 京の水面に 木々の華 過ぎゆく秋を 映し昇華す
24
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石川順一
スズムシやマツムシ・コオロギ消えて行きタイフウ来ればもうすぐ冬に
13
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石川順一
夜学して大成せんとして居たりコスモス揺れて秋刀魚は一尾
17
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コタロー
颱風の風雨の音を窓に聞きホットコーヒーふーふー飮みぬ
9
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コタロー
颱風の風雨を浴びて蝸牛壁に引つ附きじつとしてゐる
11
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コタロー
颱風の肉食系のライオンが草食系の樹々を食べけり
9
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コタロー
颱風に生き物逹は姿消す世界の中に我は獨りか
10
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源家末裔
雨の日のドライブスルーは便利だな冷たさが無いお買い物なり
8
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源家末裔
菊や咲き八幡宮に並べられ子供大人の作品ありし
7
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みろく
アイコンが芋焼酎の一升瓶 あの日の酒を覚えていたのか
16
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詠み人知らず
バーチャルに何が見ゆるか 夕まぐれ 寂びれし社に簇り俯く
16
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詠み人知らず
すんすんと お鼻ならして見た人は 如何な匂いを嗅ぎ得たのだろう
15
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詠み人知らず
胸元は許してあげる でもつける 腰骨の上に所有の証
14
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まきずし
おまぬけな こんな表情 撮れるのも 今のうちだけ 歯抜けの娘
8
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藤久崇
くたちゆく みたまの洞の 奥闇の 見えぬ心こそ げにも悍けれ
21
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麻
梅が香を散らす春風いとはずは水面の月やまた乱るらむ
29
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麻
早咲きの桜もあはれ散りにけり風のたよりを空頼みして
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炭酸水
冬至すぎ使い回しの柚子三つ湯船に浮かべ顔近づける
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