煩悩のお気に入りの歌一覧
灰色猫
数万の歴史の果てに託された歌を託して死んでゆくんだ
22
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滝川昌之
黄緑の若芽の合掌 アジサイは春の向こうの雨を夢見る
27
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へし切
へりくつは人の世の常 秘か事 強はなる言草はびこるばかり
17
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石川順一
コノハズク姿は見えぬが家光の仁王門には辿り着けずに
7
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石川順一
鱗だと思える雲が空を占め秋の大空を枝透かし見る
14
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灰色猫
積もりゆく優しい雪に埋もれゆく眠るわたしに春はいらない
28
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滝川昌之
持て余す春の日差しと卒業で浮いた身分と褪せた教科書
21
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へし切
「流石」とは読むに難儀な言葉にも さすがは漱石 名をも頑固に
16
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石川順一
「青蚊帳」の黒岩隆の摩崖仏「無音の窪みに 浸かってしまった」
10
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石川順一
「花もやい」岡田哲也の詩集なり糸瓜にあるのは軽さだそうだ
11
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灰色猫
あの波に消されてしまった御霊への祈りの炎は消されずにある
25
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へし切
吾が袖の君が残り香消えあへぬ身を知る雨に泣き濡るるとも
22
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石川順一
演歌聞きながら休耕田を行く虫の鳴き声既にかしまし
8
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石川順一
オレンジのユリが咲く庭のプランター昔はトカゲの卵があった
8
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石川順一
昼食のおにぎり夕餉の鮭たべる机の上には選句紙がある
12
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滝川昌之
春障子 庭木に降りる鳥の影 さあ一啼きに息を殺して
20
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灰色猫
巡りゆく幾星霜の生命に生かされながら進化を歩む
23
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へし切
白雲の浮かぶおおぞら背に受けて鳥は自由に春を告げ飛ぶ
16
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石川順一
アララギの五味保義の短歌かな梅雨の季節に写して居たり
12
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石川順一
佐太郎の「歩道」の中の「厨音」五月雨降るか梅雨の思ひ出
10
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