詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
坂道をノンストップで転げゆくレモンみたいな初めての恋
27
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露草
初霜の朝日にとけて穭田は露の群れなす地上の銀河
19
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夢士
兄となりママを取られてパパ連れて僕の天下だ爺婆の家
13
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夢士
夕陽さす会議テーブル議論尽き冷めた茶すする霜月中日
7
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夢士
週末の度に寄せ来る孫嵐嬉しくもあり悲しくもあり
7
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コタロー
芝生には銀杏落ち葉が敷かれつつ少年野球を皆が觀戰
8
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コタロー
穩やかな池の波間の直ぐ上を翡翆青の矢となり飛びぬ
13
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横井 信
お日様をその身に溜めて色づいた果実は落ちて土へと還る
9
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へし切
このごろの冬の日かずを数えては小春の長閑しさざん花の咲く
20
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横井 信
晩秋の遠き山まで見渡して気持ち新たに踏み出す一歩
16
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KEN
こはるびの 光の綿に 遊ぶ夢 山の木末に 散ればたそがれ
15
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KEN
冬の氣を 燻らせ歩く 山邊に 朝の陽射せば 落葉も燻る
13
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KEN
やみに浮く 殘る櫻葉 見上げては むかしの春など 思ふ夜半かな
14
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KEN
もののふの 折れた刀の まぼろしか 夕陽に尾花 からめての跡
14
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コタロー
はらはらと枯葉散りたる芝生にて椋鳥たちが何か啄む
6
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へし切
秋暮れてひとり侘び寝の夕月夜こころの空に響く忘れ音
20
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横井 信
複雑なしがらみ絡むルールとか振り回されるだけで終わる日
7
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横井 信
石畳割れてる道に吹く風の寒さをこらえ家路を急ぐ
12
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露草
小春日の野辺に清けし仏の座 亡き君が来て咲いたと思ふ
18
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灰色猫
いくばくか麻の袋に詰めこんだ太陽としての雑穀の種
21
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