詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
鳴き交わす虫の音清か帰宅の途我が庵に懸かる上弦の月
23
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中野美雄
夕日に海はら 燃えたち焔たち きみ逝かしめしあの日思ほゆ
10
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石川順一
ボンドもて医薬部外品説明書貼り付けて居る日記資料に
16
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灰色猫
白猫はときどき神の使者であり自由気ままな湯たんぽである
25
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滝川昌之
無認可の託児にすがるママさんのシャツに隠れぬ悲しきタトゥー
26
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まあさ
この夏の 想い出の欠片 集めたら 完成しそうな ジグゾーパズル
18
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へし切
老いぬればやがては枯れぬしかあれど後も逢はむと君のみぞ恋ふ
29
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あゆか
「ごめんね」と伝えておきたい人がいるエンディングノートを作ろうか
13
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吉野 鮎
哀しみは六條御息所の裡の戀青き果實の透明に搖れ
18
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まあさ
ゆく夏を 見送る虫の音 響く朝 今季初めて 蚊に会いました
16
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Chico
言の葉もうつりにけりなゐたづらな古語辭典 きみ ながめせしまに
21
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夢士
パソコンを閉じて窓開け虫の音や鳴き声数多遠く近くに
18
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へし切
秋空に白き木槿の一日花 清しくもあり 愛しくもあり
22
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灰色猫
迷ったら楽しい道を選ぼうよ苦しみなんか縛られないで
24
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石川順一
しんさんは有田みかんを懐かしむ紀州藩主の頃を夢見て
18
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石川順一
帰り来て郵便ポストに広報誌ガス代請求二枚にわたり
14
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詠み人知らず
職人の手技冴えたる波斯絨毯 精緻極むる忍冬文かな
19
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滝川昌之
ネガフィルムケースに詰めた朝顔の種はまた来る夏の被写体
26
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滝川昌之
雨ごとに小さくなった夏の背をおくる茜はトンボか空か
23
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秋日好
荷物番のためでも浜に立ちつくし振り返る吾に君が微笑む
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