幸子のお気に入りの歌一覧
石川順一
これからは越冬サナギか可憐なる細き糸見え細き命よ
20
もっと見る
藍子
秋晴れに布団を干して午後を待つ取り込む時間外出出来ず
19
もっと見る
恣翁
吾子の死を忌みて 年賀の欠礼の報せを書けり 冬の立つ日に
25
もっと見る
詠み人知らず
朝霧のただ立ち込みておぼろげな五重の塔へ続く玉砂利
13
もっと見る
KEN
散り惜しむ けやきの木末 百舌鳥一羽 時來たる事 告げて高鳴く
16
もっと見る
横井 信
翳りゆく窓のひかりを見つめてる頭痛を抱え過ぎゆく時間
11
もっと見る
へし切
季節忘れ うすくれなゐに忘れ花 夕日の影に君かさね見る
22
もっと見る
ななかまど
次に落つその次に落つもみじ葉を鯉は知らねで空あおぎたり
5
もっと見る
夢士
夕陽浴び銀杏もみじの降りしきる湖畔に在りや河童の石像
13
もっと見る
夢士
紅葉狩り人ひとひとの声の波風情なき夜や紅葉はらはら
11
もっと見る
可不可
妬くよりも妬かせる曲で踊りたい 同じ想ひ隠してワルツ
8
もっと見る
吉野 鮎
古びたる杉玉下がる廃業の造り酒屋に忌中の張り幕
16
もっと見る
灰色猫
悦びに出会えたんだと泣きだした君の鼻水までも愛しい
27
もっと見る
滝川昌之
リサーチは完璧なんです細部まで「マラソン解説」増田明美です
18
もっと見る
ななかまど
強き葉を背に咲きいでし山茶花を照らし入り日はおだやかに落つ
5
もっと見る
可不可
架空でも茶髪の浪人まねして 棒きれで宙に描く輪
7
もっと見る
滝川昌之
気がつけば子の部屋にいる巣立ち後の温まぬベッドに腰かけている
20
もっと見る
更紗
健康な体さえあればいいと言う その贅沢を知ることもなく
9
もっと見る
更紗
この身しかできないことがきっとある 転んだ土に染み込む涙
15
もっと見る
葱りんと
少しずつ冬へ近づく肌寒さ嫌と言いつつ鍋でもつつけ
14
もっと見る
[1]
<<
95
|
96
|
97
|
98
|
99
|
100
|
101
|
102
|
103
|
104
|
105
>>
[271]