詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
三蛙
長い雨だったあのころ呼びさます季節は静かな決意もたらす
10
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横井 信
お日様のひかりあふれる夏草をかき分けて行く人は息切れ
9
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つちだゆういち
カクテルの色の数だけ染み入るは去りし淑女等面影過る
12
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KEN
大江山朽ちた腕に花宿り種は散り散り蒼の葛に
8
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滝川昌之
水路には柳が揺れて映るから飛びつきたいのさオタマジャクシも
21
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煩悩
誰もわかっていないだろうハブられた冥王星の孤独と復讐を
6
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KEN
月讀の落ち行く後の花燈り萵苣の花降る小路に獨り
15
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石川順一
カネスエのさけふりかけのおにぎりを四個の昼餉部屋のイメチェン
13
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石川順一
アオキの木下の大地に家守寝る南天の花終り青き実
17
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詠み人知らず
おしなべて お花畑や望むらむ 反発感ずる吾へそまがり
13
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詠み人知らず
日曜の夜とて人がつかまらぬ 七時すぎても暮れなずむ空
9
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詠み人知らず
夏風に誘われ上る 山寺の 青き峰々望む駅舎に
8
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横井 信
同じ道 痺れた足で巡る時 水の音を聞く青さ増す稲
16
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へし切
流したる弓を惜しとは思はねど弱弓なれば名こそ惜しまぬ
20
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滝川昌之
先週と「間違い探し」をするように日曜午後の居間は過ぎゆく
26
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石川順一
事件など収集したり詩や俳句短歌のたぐひ教訓を得る
13
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石川順一
印刷をたくさんすれば収入が増えた気がして油断をしたり
10
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藍子
風薫る木立の中を道行けば若葉の緑今盛りなり
16
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KEN
やぐるまの花咲きつもる古寺の跡泥土の白蛇寂しきまなこ
14
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恣翁
蜘蛛の網の 一面に架かる 地下室の倉庫に積まれし ビールのケース
13
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