詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
銀杏の葉ひと雨ごとに秋めいて鬼まんじゅうを母つくるころ
12
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千映
天災に臨機応変動けたる吾は戦後っこ自慢の種ある
7
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滝川昌之
スナップの効いたボールが伸びるよに捻りがいいと良い歌になる
20
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灰色猫
本としてあなたの指を待ってます眠ることなく夜の車庫にて
19
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翠燕
手中の 瑠璃の星斗に 願ひ込め 見えざる想ひ 夜空に溶け込む
6
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翠燕
自我に問ふ 答へ出ずとも 何度でも 長きの恋の 前途は雲路
13
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きみ
深海の 世界を見たい 乙姫の お供のような 生物がいる
5
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幸子
得点に沸くベンチ陣喜びの表情はかすかに影帯びるとも
12
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び わ
秒針が今日という日を刻みつつ健康感謝妻も私も
5
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へし切
君が好き 逢えないけれど 君は星 こんなに遠く離れていても
15
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横井 信
ゆっくりと閉まる小さな踏み切りの向こうに揺れる黄金の稲穂
13
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夢士
飛び疲れ道路に下りし秋茜そっと摘まみて草むらのなか
14
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うすべに
ふと気づく 吐く息ほんのりうす白く 肩に朝日のぬくもりとまる
11
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恣翁
風吹きて 跫音消すに 世を拗ねし成れの果てなる心地こそすれ
12
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詠み人知らず
吉備路ゆく一番列車のあいさつを秋風がそっと届けてくれる
17
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滝川昌之
キュッキュッと湯垢落としたバスタブを確かめながら待つ子の帰省
18
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ななかまど
誘うかに街灯ともる遠き橋そ遠になりし同窓の友
12
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コタロー
カメラマン覗くレンズの向かう側はらりはらりと枯葉散りゆく
8
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灰色猫
五秒間たった五秒でアフリカの子供がひとり今も絶えゆく
16
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び わ
夏過ぎてしとしと秋の雨が降る赤いこうもり子供が通る
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