千映のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
たたなづく雲を包みて朝の虹七色架けゆく遙かな西へ
19
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灰色猫
水槽のお魚みたい雨音に包まれている夏の図書館
21
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恣翁
縁側を 庭に飼わるる鶏の 油然と 一羽歩き回れり
15
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滝川昌之
街中ににわかに増えたラガーシャツ ハチ公までもが桜の戦士
14
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灰色猫
美しい旋律だけを届けます声の変わらぬ少年として
16
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恣翁
待ちながら 雨傘にて書く貴方の名 見られはせぬかと 慌てて消しつ
13
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へし切
誰や知る灯りの消へた街に住む野分きの後の人の苦しみ
14
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夢士
中秋の月の灯りに導かれ先逝くきみを見送りて今
12
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滝川昌之
窓に寄せ活けた芒が乞う風よ雲をはらえと待つ望月夜
17
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吉野 鮎
しろしろと玻璃戸入りくる中秋の月に滿たされ病床に眠る
18
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へし切
雲居なす心もしのに月影の 今宵この月 仲秋の月
17
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灰色猫
切なさを癒やす言葉を求めたの恋の歌では満たされないの
21
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灰色猫
ジェット機が危ない角度で突き刺さる俺のこの胸ぶちながら
11
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うすべに
うんざりだなんて言わないで ただでさえ 心悲しい真夏の火鉢
9
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灰色猫
しのぶれど朝な夕なに通いしはあなたの香る枕の夢路
16
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恣翁
三味線の爪弾き途切れ 誘ふがに 芸妓の肌 夜風に火照る
11
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灰色猫
心臓がマグマの音である事にどうして誰も気づかないんだ
15
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吉野 鮎
幼子の歩みに眞似ぶ一歩目の十五キログラム 儚げに重く
17
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へし切
吹きあれし野分の風にさるすべり道辺に赤き散り花の跡
17
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夢士
天目指し伸びゆく蔓や葛の花去りし野分の蒼きカンバス
14
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