あかつきのお気に入りの歌一覧
河のほとり
ふるさとは花に匂へど春の田を返す返すぞ昔恋しき
14
もっと見る
7
クリームに苺を乗せる要領でやさしいうそがつけるいきもの
20
もっと見る
由翁
眼を閉じて心に届く涼風は 孫が遊んだ青いクレオン
18
もっと見る
詠み人知らず
どことなく大きくなって帰国した君の心の青い地球儀
43
もっと見る
やんや
寒すぎて佐賀県産と書かれてるトマトをひとつ買って帰った
4
もっと見る
あまおう
僕の居る空気を刻むきみからのエンターキーの乾いた鼓動
12
もっと見る
文麿
ひむがしの闇に大きなオレンジの異界とつなぐ月影の道
14
もっと見る
只野ハル
定職を失くし定食が停食に湯に入りて細りし脚を見る
3
もっと見る
千草
昼告ぐるサイレン鳴るや機織りの音も途絶えぬ路地裏の家
5
もっと見る
詠み人知らず
君たちは「多分」を多用するけれど 理由は貧しい語彙だね多分
19
もっと見る
たくだす
もうなにもしたくないけどもうなにもしなくていいと言われるのは嫌
4
もっと見る
五穀米
中央線発ちてまた着く聖橋オレンジの色雨に冴えゆく
9
もっと見る
詠み人知らず
本来は独りでいたい暗いのです 我が儘具合はちょうど猫です
16
もっと見る
詠み人知らず
靴先の痺れた場所へ血よ急げ 拍動分の荷役を担え
12
もっと見る
鍬乃呑
これまでの日々を思うなこれからの日々を憂うな今を乗り切れ
40
もっと見る
深倖(白子鳩)
いにしへに、そびゆる富士に この斜陽あと先の世にも 伝え残らむ。
4
もっと見る
なかはらやすひこ
窓ガラスの好きの文字消えかけてゐる一月のあたたかき部屋で
13
もっと見る
みなま
「いよかんをまた、剥いといて」夫の為今日も座っていよかんを剥く
14
もっと見る
楯アキオ
アイコンは岐阜の桜にしてゐます、だつて好きなの何もないけど
3
もっと見る
千葉 甫
このLPしょっちゅう聴いていた頃の私の髪は肩まであった
3
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[13]