詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
しもたやの土間の片隅ひっそりと 職人道具は今猶待てり
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ななかまど
尾瀬の空トビが大きく弧を描き点となりゆく歩荷の歩み
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吉野 鮎
季外れの眞夏日を鳴くひとつ蝉十月なかを八日目の雨
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滝川昌之
多摩川に半分突き出たホームにて身を乗り出さんと拾う秋風
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inosann
友がくれし古くなりたるオルゴール静かに鳴り止む 袂を分かち
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夢士
民は皆こころ優しき人なれど頭となりて心置き去る
11
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夢士
古稀なりて古稀を逆手に古稀を売り古稀に見えずと古稀忘らるる
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夢士
窓下の虫の音チリりと夜の更けて一人寝の床夜風流るる
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灰色猫
埃舞う光の中で祈ってたピアノの鍵も閉ざしたままで
21
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灰色猫
非情にも天啓降りる羊飼う伝える術も持たぬ少女に
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灰色猫
この恋が熟成する日を待ってます地下に眠れるワインのように
22
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詠み人知らず
里のなか 春は来にけり この掛り 縁とやいはむか 運とやいはむか
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詠み人知らず
途絶えなば 赤と青との花散らし とけこむ宙に歌吟じなも
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詠み人知らず
貝の色裸身に疼き堕する罪心待ちとな吾れ汝に質す
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inosann
これ以上ガッカリする事ないけれど妻が秘めたる息子の話
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石川順一
シャワー浴び政治集会思い出すお湯を張らない今日を忘れず
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石川順一
鋤焼はゆっくり食べる八時過ぎ格付けテレビは何を決めるか
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秋日好
結ばれた絆擦り減り色褪せて途切れる前に星座に変えて
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滝川昌之
明け方のアケビ色した西空に影絵の鳥が薄月を追う
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へし切
思ふとも恋ふとも出でぬひとなれや希望は消えて青息吐息
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