詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
美津村
わきあがり輝く雷雲トラックの我が行先の峠をおほふ
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美津村
春寒く空気乾けば我が降す煉瓦触れあふ音の澄みたり
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コーヤ
幾重にも 花弁重ね 着飾って 大き牡丹の 静かな定まり
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コーヤ
深山の 紫ひかる 雨模様 思うがままに 咲ける山藤
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ななかまど
ハシゴ乗り松の芽を摘む昼さがり 枝先にみる在りし日の父
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滝川昌之
しなやかに手首が返り放たれた君のボールがリングを抜けた
20
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滝川昌之
引退戦 最後に少し出る息子 ビデオを止めて その雄姿見る
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石川順一
柿若葉自転車二台輝きて物干し竿が切られ行く午後
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へし切
肉が鳴る骨を軋ませ ぶつかれば がっぷり四つに沸き立つ土俵
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石川順一
夏暑し四十一度を四度下げ風呂に涼味を持ち込もうとする
12
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コタロー
萎れたる花に謝り水やればすぐに許して大輪咲かす
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えこ
玄関に踵向けてるスリッパが今夜も君は独りだねと言う
15
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灰色猫
本年度流行しているを竹槍をずらり並んで構える農兵
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石川順一
母の日に絵の無い掛け軸取り去られ玄関からの見通しよくなる
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詠み人知らず
混む電車 狛犬ポジション確保して 地蔵のごとく微動だにせず
27
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詠み人知らず
如何にせむ 膨るばかりの恋心 出会ふまえには返らぬものを
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灰色猫
コーヒーに溶かされゆく砂糖にも忘れられない故郷がある
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灰色猫
正月の餅に走ったひび割れのごとき誤解で砕ける関係
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コーヤ
目に滲みる 青葉青葉を 触れ行けば 心洗われ 清しさが増す
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コーヤ
庭先の 真紅に艶めく バラの笑み君の吐息に 心溶けゆき
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