加祢のお気に入りの歌一覧
猿ノ丞狂介
かへる山ありとは知らず大原野のポンポン山にまさるものかは
5
もっと見る
猿ノ丞狂介
たらちねの母のかたみを手に添へて出づる女を関なとどめそ
5
もっと見る
島祝
思ひかねわかのうらにも立つ波のよすかに袖も濡らしつるかな
22
もっと見る
庭鳥
ぬばたまの夜にぷくりと頬ふくれ小雨の朝に破顔の桔梗
16
もっと見る
庭鳥
届かない、届けられない、届かない、届けられない思いは火葬
8
もっと見る
みみ松
雨上がり南天の葉にみのむしの頭のみ出でて雄誘ひらむ
14
もっと見る
みみ松
色付きの素麺競い食む姉弟永久の大人未満に夏は来ぬ
12
もっと見る
粕春大君
夏の夜はやがて明くると知りながら月まつが枝にほととぎす鳴く
25
もっと見る
粕春大君
寝ねがてに几にぞうち伏す短夜の明けては閉ぢぬ夢の浮橋
13
もっと見る
粕春大君
うちしめり水づく小庭をながめへて明くるあしたの霽れぞうれしき
23
もっと見る
粕春大君
降る雨もはれて呉竹うちそよぎふしみの里に風わたるなり
24
もっと見る
粕春大君
五月雨のけぶる外山のほととぎすはれぬ雲間になどかなくらむ
26
もっと見る
羽
パラソルの下に小さな影おとし友と歩けばはずむ木漏れ日
12
もっと見る
羽
のびやかに人をやすませはつなつの芝生はあわくまどろんでいる
20
もっと見る
羽
シードルの泡さわさわとひからせて再生させるあなたの言葉
19
もっと見る
山桃
青山をなほもかくすか春霞ふた行くわれに亡郷のうた
12
もっと見る
狭霧
梶の葉に認めるべく詠いつつ採りに行かまし芋の葉の露
11
もっと見る
狭霧
染めの色もあたりを払う夏衣着つれば絹の甘き香に酔う
14
もっと見る
狭霧
過ぎし日をしのぶ縁も絶えてなく古里はるか蛙鳴くらむ
14
もっと見る
狭霧
待つ宵もただ更けゆきて玉章の使いもみえぬ文月の頃
12
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[507]