聴雨のお気に入りの歌一覧
深谷真雪
言の葉は脆いからそっと解いてく葉脈が包むあなたに逢おう
6
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横井 信
色づいた桜紅葉の葉をたたきひとりふらりと歩く夕暮れ
12
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滝川昌之
音のない映画のごとく穏やかに午後の駅舎に届く秋の陽
20
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へし切
君の眼は見えているのか その耳は聞こえているのか 苦しむ人の・・・
11
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まぽりん
こぬか雨なみだに袖もほしあへず後の逢ふ瀬をいつと知らねば
34
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芳立
世の人の愛づるや花の散りかかる路べの草も光ありけり
9
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まぽりん
佐保姫の振る領巾なれや糸桜くる春ごとに咲きみだれけり
29
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粕春大君
山深み散らぬさきにとたづねけり久良岐の里の花の坂道
21
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河のほとり
君が世は千歳の春を松が枝に花とかかれる雪の清けさ
15
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詠み人知らず
可もなくて不可もない日々暮れて夕米研ぐ水の冬の冷たさ
17
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横井 信
流れゆく雲の向こうに満月はゆっくり隠れ雨は冷たい
12
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KEN
豬を打つ 彈音響く 山の寺 佛の笑みに 留まる冬の陽
12
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浅草大将
雨きけばただふる郷の音のしてこれを限りのむさし野の秋
10
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へし切
秋をしる野辺の千草に露をおく長雨に虫の集く夕暮れ
27
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へし切
孫のこゑ 消へて侘しき吾が宿の 元の静寂 慣るるに難し
30
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恣翁
半通夜の風の 肌に染みたれば 薄衣の袖 掻き合はせけり
20
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KEN
身を捨てて焔となりし若人の歌讀み返す幾度幾度も
22
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詠み人知らず
蜻蛉が撒き水つつき吹き渡る風乾きたり 秋は来にけり
18
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滝川昌之
陽だまりをスズメに譲り目を細め老婦はいつの冬を見つめる
37
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月虹
人生はかくも切ない事ばかり夜は孤独の色をしている
72
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