香魚子のお気に入りの歌一覧
憧憬の緑
「どうして」と叫ぶあなたのその目にはもうあの頃の優しさはなく
4
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でくのぼう
戀しくば雲となりたる吾が思ひ霞たなびく春雨のをり
10
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芳立
わが心をなにせかしをる春あらし明日は桜を見にゆくものを
10
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まるたまる
心などいらないと思う夜もあり真心に泣く朝もまたある
31
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詠み人知らず
見抜かないように突き止めないように息をひそめてやり過ごす嘘
6
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卯月
嘘ばかり吐いてきたので本当がもうわからない四月一日
8
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芳立
荒れ野にはリラの生ひ出で思ひ出と貪る心狂へる四月
9
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悠々
狂いゆく妻のこころの正しさは正しきゆえに傷めし心
14
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薫智
短歌って思った時が詠い時心の機微を表していく
18
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螢子
五分咲きのさくらに送られ帰りゆく明日は通らぬこの道なれど
13
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篠原
春なんて 大嫌いです、また一人違う道へと 進むのだから
2
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トーヤ
示されし時間をすべて音楽に無理と知っているiTunes
2
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羽
ぼくたちは出会う寄りそう神様のレシピのなかに生かされている
22
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羽
「ねこふんじゃつぶれちゃうからふまないで」チビ猫うたう金の草原
23
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たんぽぽすずめ。
君思う波紋は涙では無くて晴れ間へ続くあたたかな雨
25
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浅草大将
苦しくもみがくこころの玉ほこの道の半ばになど倒るべき
16
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芳立
無言歌の春のピアノの三分に思ひは迷ふままに草々
16
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海月琉珠
騒音に沈んでもなおくっきりと耳に残るは絶望の鐘
6
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芳立
ただひとつの詩に知れけりみすずかる信濃なるてふ泡雲童女
14
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羽
シーソーは傾いている片恋の重さはかなさすべらせながら
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