若楓のお気に入りの歌一覧
紫水大夫
一品と言の葉添へてきみを祝く、ふたりのみなり、ささやかなる夜
17
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螢子
君と見た夢は儚きシャボン玉トパーズ色の風に吹かれて
24
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芳立
血の香みつ煙ぞ悔ゆるテロリストみな生きをりと繰り返すなり
11
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たんぽぽすずめ。
中国のエアコンを買い取り付けた砂漠の部屋はチョモランマなり
15
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平 美盛
朝夕は 少しは緩む 暑さかな それでも眠れぬ 熱帶夜なり
7
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島祝
あけぬれば小田にこと葉のしげりけり驚くばかり敷島の道
17
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庭鳥
全開の窓の向こうに声戻り洗濯物をはたはた揺らす
5
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トーヤ
ただ一段登っただけのはずなのに見下ろす景色脚はすくんで
6
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ゆびきゅ
こっそりと あなたの影にぼくの影 触れて重ねて 釘を打ち込む
26
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falcon
百合の香にかへるおもかげいくうつり涼風さそふ夏の夕闇
16
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falcon
咲く花に月の光も匂ふらむ昔かはらぬ影をながめて
12
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浅草大将
音にのみ喜々津の浦の夕浪の寄辺も知らで海松布あるべき
9
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平 美盛
言の葉で 伝わりきれぬ この想い 心に溜まり 片思いなる
10
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恣翁
雪深き 合掌造りの 窓の灯は 紫黒の海に 沈みたる星
29
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
241
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詠み人知らず
灼熱のひまわり畑をながむれば夏の到来を肌で感ずる
15
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平 美盛
朝も早 海へと向かう 国道は 車の波が 現れている
6
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芳立
たらちねの母のたまひし臓腑は誰が身に替ふる具ならめや
12
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詠み人知らず
戦時中は米も満足に食べられず満たされた今食物大切に
11
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でくのぼう
裾からげ四條の橋の花柄は祇園囃子に咲きて潤はし
10
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