小夜子のお気に入りの歌一覧
只野ハル
諦めることに慣れては色のない夢ばかり見る目覚めた後に
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はな
届けないつもりで詠う恋歌をいつも見つけてくれてありがとう
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まがね
死ぬくらい苦しい夜は母の手とお粥が今も私のお薬
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敷島ヤマト
見る人がいるから咲いたわけじゃない桜わたしのために生きたい
14
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敷島ヤマト
野良猫のようにさまよう悲しみに名前をつけて撫でてやりたい
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敷島ヤマト
白桃のハンドクリームつける時女はやはり食べ物である
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敷島ヤマト
さびしいと言えない君がさむいって言って右手をうばう火曜日
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栞(しおり)
0歳の頃からちっとも変わらない男はみんなおっぱいが好き
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たつかわ梨凰
こんなにも冷たいものか君の居ぬ日々へと向かう今朝のドアノブ
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はな
せつなくて死ねそうなのにわたしってそれでも「その他大勢」なんだ
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はな
くちびるをあなたにあててこの夜をわたしのものにしてしまいたい
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はな
いたずらに奪っておいてこんなとき大人みたいな顔をしないで
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はな
7センチヒールを履いて生きてきた 疲れちゃってもそれがあたしだ
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はな
それだけが世界の色で 振り向きも止まりもしない君の自転車
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はな
灰色のメトロに乗って、あなたとは「わたしたち」にはなれないんだね
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はな
くちぶえのかたちがやさしすぎたので忘れてなんかあげない ずっと
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はな
知ってたよ 君は白馬に乗れないしわたしは月9のヒロインじゃない
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はな
ひとりでは追いつけなくてふたりでも追い越せなくて決めたさよなら
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はな
こんな日にわたしを包みこむために今日もあなたの手はあたたかい
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はな
あの人で構成されたきみだからこんなにやさしく笑うのでしょう
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