垂々のお気に入りの歌一覧
凍
春の宵たった直径二センチで大の男を縛る金環
10
もっと見る
芳立
去り別れしきりの月のたてる日にかねて泣くらむ雨ぞつめたき
15
もっと見る
薫智
これまでの事は総てに繋がっていると気づいてありがたくなる
11
もっと見る
聴雨
おやすみと君がささやく夜だから心がやたら騒がしいのだ
7
もっと見る
敷島ヤマト
正確に言えば薬というよりは麻薬のような君を飲み込む
6
もっと見る
トーヤ
線引きがいつも見えない 僕たちはちょっとの間ただの学生
7
もっと見る
只野ハル
予報どおり雨が降り予想どおり泣いていた君忘れないから
9
もっと見る
只野ハル
踏み出せず白線の内閉まるドア3番線の電車が出ます
13
もっと見る
トーヤ
満開の桜の下で「サヨナラ」と言えばよかった 空も泣いてた
13
もっと見る
三沢左右
白雪を踏み初めたりし足裏に溶けてはかなき冬の燃え殻
20
もっと見る
三沢左右
僕だけの明日をあなたの幸せに染め変えてゆく白い好日
18
もっと見る
海生ろらび
薄紅の梅の花々夕影と重ねて創る 世には無き色
10
もっと見る
まるたまる
整形に失敗したか独裁者退屈顔でただ人を撃つ
10
もっと見る
さる
人間であること忘れたるひとのおそろしさ知るわれも同じか
8
もっと見る
栞
不定期にメールを寄越すあの人の心探して眠れない夜
10
もっと見る
芳立
紅茶派の君のつたないコーヒーがなににも勝る残業手当
41
もっと見る
薫智
今僕はスカイツリーを見上げてる積み上げること心に刻み
9
もっと見る
敷島ヤマト
白桃のハンドクリームつける時女はやはり食べ物である
14
もっと見る
詠み人知らず
美しく立派な話は聞き飽きた愚痴でいいから本音で話せ
13
もっと見る
トーヤ
だだ甘のアイスレモンがこんなにも一人のときに恋しいなんて
11
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[390]