垂々のお気に入りの歌一覧
浅草大将
春の陽を湛へぬるめる池の面にさざなみ立てば風なほ寒し
17
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三沢左右
雨上がりもの思う吾が髪ひちて三十六度に水温みけり
5
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沙枝
ふときみが遠くなってる多分いま自分のために歩き出してる
6
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しらたき
猫たちが愛しあってる傍らを通り過ぎればにらまれる春
9
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さる
道端の名も知らぬ花日当たりに寒さ耐へつつけんめいに咲く
5
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まるたまる
息を吐きあなたを想う窓辺から街の灯りの煌めきを見る
9
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さる
やわらかな春の淡雪少しづつ老いしわれにも望み届けむ
13
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さる
虫でさへ地中から出る啓蟄もひきこもりする老いわれ哀し
11
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さる
真っ黒なごつごつとした櫻木に霊気宿るとひとは言ふなり
10
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はな
寄りかかることのできない関係を右肩で支えながらするキス
9
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加祢
この春も去年とかはらぬ色そめてかの人の愛でし梅の花咲く
19
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しらたき
あと少し傷つき眠りたい夜だまだ酒も似合わない若造
4
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しらたき
しょうもないことを話して見送った願いは叶ってしまって 風吹く
4
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たえなかすず
この朝を抜けて海へとETC幾千回もゲートは上がる
6
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たえなかすず
同一にならんと餃子の皮つつむ 情けないほどあなたが好きで
5
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さる
見る人もいまはなくなる雛飾り吾妻とふたり赤ワインのむ
10
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芳立
題詠の合はせに出だすうた私撰たつた十首でのちが続かず
18
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ヘナコ
温泉に入った記憶も無いままに卵はケースに並んでおりぬ
9
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只野ハル
昼下がり深緑に染まるふるさとにひとりで居ると涙が流れ
13
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悠々
春愁や無人のメリーゴーランドおもひで連れてまはるよ囘る
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