島祝のお気に入りの歌一覧
芳立
かしましきPTAの攻めかねし土曜の夜の八時の砦
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芳立
日と夜のひとしきけふとおぼゆるか朝昼もなく暗き秋雨
15
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三沢左右
君がためコインを握るわが頬をま白に照らす夜の自販機
17
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三沢左右
羽虫をもわれをも寄する自販機の溜めたる蜜はいかに甘きぞ
16
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三沢左右
自販機の羽虫ゆくりと歩きをりアクリル越しに焦がるる九月
23
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三沢左右
馬駆るに風に吹かるる鬣の 軽軽上がる声ぞ高かる
15
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三沢左右
夏長くいや繁るらん桂葉ゆゑまされる縁の月ぞかかやく
20
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浅草大将
限りなく海に近づく単線路ゆきつもどりつ死ねない電車
13
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浅草大将
空見れどとざす雲居に望月の去年を偲べばなみだ雨ふる
17
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浅草大将
ようやくの秋と思えばもう冬がきたの国から雪の便りが
11
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浅草大将
歌詠むにあきの月夜も曇り果て団子喰へば腹のはるなり
14
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浅草大将
かたじけもなきの涙に忘るまじいま再びのよろづ手の恩
20
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浅草大将
あさもよし昨日の恋をなくさ浜かへる浪にぞ春を忘れむ
12
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浅草大将
現世に儚き露の我が身にはましてや魂をおく津城もなし
12
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浅草大将
いかづちに砕くる夏の思ひ出をあとなく流す秋のむら雨
26
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浅草大将
ひとしづく頬打つ雨に面あげて朝戸出づればまだ眠る街
27
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浅草大将
刈田ゆく木造電車身はきしみ窓辺の鳶と抜きつぬかれつ
15
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庭鳥
延泊を重ね荷物をこんもりと残した夏がチェックアウトす
15
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半格斎
あさな夕小菊の露の陰にあり寒さはうたて忍びよるらむ
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半格斎
小菊とは「もってのほか」のことなれば食用菊の別名なりき
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