島祝のお気に入りの歌一覧
三沢左右
親鳥に温められているような丸い卵の老いらくの恋
8
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芳立
君の佳きところばかりを数へをるゆゑをみづからなどて問ふらむ
7
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只野ハル
電池が切れた時計がふたつ残るひとつは単二余裕ある筈
5
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螢子
夜に開き朝に萎める白き合歡一夜の戀を誰に重ぬる
23
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聴雨
君が目に映りて歌となる風はわがまなうらの景色とならむ
18
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庭鳥
ぬばたまの夜にぷくりと頬ふくれ小雨の朝に破顔の桔梗
16
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芳立
とけぬ雪つもれる恋もするがなる富士の高嶺をたれか知らざる
11
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まるたまる
サングラスかけたら空は夏色だ背中を焦がすやる気のあいつ
7
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三沢左右
寝る先に隠しし両つ小眼には夜をゆたふ月二つ潜みぬ
9
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三沢左右
吸い込んだ朝の空気を吐き出して小学校のチャイム飛びゆく
8
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ケンイチ
大海の最果てに寄す夕の波しづかなりける現の夢ぞ
8
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悠々
ヤナギ川サビシキ夏ノ雲ウカベ水面カスメテ鬼ヤンマ飛ブ
19
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三沢左右
水平に五本背中のスリットはたるみながらも若さのぞかせ
10
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浅草大将
かなしみの跡をたどれば徒らに世にふる文は見るも辛けれ
13
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ケンイチ
ヴァイキングどもに交じりて荒波を渡るが如く機は揺れて航く
5
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聴雨
闇の世を花道に変えた一枚の内定通知はモノクロでした
16
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恣翁
鳥籠の 止り木移る 文鳥や 然も不思議げに 何を眺むる
17
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芳立
日ざかりに風が吹くなりひとつだにうなりをあげもせぬ室外機
8
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三沢左右
望月の隠りし夜にうち響く波を寄すがに袖をぞ濡らす
15
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まるたまる
この道を真っ直ぐ行けば駆け落ちコース右に左にお家へ帰る
8
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