島祝のお気に入りの歌一覧
光源氏
秋雨にほろりほろほろ旅の宿軒場の柿に色は増されど
11
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浅草大将
冬の空に夜が白く降る一瞬を見た者は二度と雪を待たない
9
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光源氏
つごもりに至りて花は落ち果てぬあひ見る月の影を残して
17
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浅草大将
冬されば月の影さへあらし山もみぢの雨はやむこともなし
14
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三沢左右
月かげの欠くるに合はせ目を閉ぢば思ひ出づるは昨夜の花の香
24
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光源氏
おい、お前 今日は本当に綺麗やなぁ無言の妻に語るつぶやき
36
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芳立
ぬばたまの闇に暮れゆく更級におぼえぬ星のひとつ輝く
10
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芳立
三国なる峰に乙女をみたりとておほみづあをの絵をよこすとは
10
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芳立
かたりなばただ偽りとなりぬべき夜をあかしつつ紅さすや君
12
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浅草大将
げにあはれ鴫たつ影も見えずしてさらに音なし川の夕暮れ
14
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三沢左右
かなしみはつれなき空に詠みかけん 雲居に透きて雨と降るまで
14
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三沢左右
瀬に淵に見しもみぢ葉のしづみては妙しかるらし黎明の月
12
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芳立
たえぬ瀬の音にはきかずあき雨をあつむるほどに涙あふるる
18
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浅草大将
あきにして花の心をみや島にひと目千本のもみぢ散りつつ
15
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三沢左右
ころころ、と路地に染み入る声明は秋を鳴くなるこほろぎの声
12
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三沢左右
肉厚のあなたの耳の裏側にほくろを撫ぜる指の擦り音
17
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三沢左右
文庫本 頁のふちを焦がしつつ神保町の隅に古りをり
22
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三沢左右
みけ猫の丸き背中の毛を焼きて冬を深むるちひさき炬燵
21
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芳立
島びとは浄きものかは潮騒にみるめ重ぬる声まさりつつ
7
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芳立
寿ぎは天も聞くらむちちのみのオ・ミオ・バッビーノ・カロのうた声
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