島祝のお気に入りの歌一覧
浅草大将
春立てる朝霞のさとの梅の花けふさきたまの野にぞ匂へる
11
もっと見る
浅草大将
消えてゆく果てもしら帆を但馬なるかすみの海にはるの舟影
12
もっと見る
芳立
茶道部の少女が駅へかける時代々木の朝は見合はせてゐる
5
もっと見る
浅草大将
ゆるらかに我またゆかむ松坂の大人の歩みししきしまの道
8
もっと見る
浅草大将
とけ初めのしづくもおなじ水なれば我が掌に那智のおほ滝
13
もっと見る
ケンイチ
夕ごとに祈りの鐘の鳴り満ちて一つとならぬ空へうち消ゆ
11
もっと見る
聴雨
わが心激情の文字渦巻いてそぞろあだめく春のお月夜
9
もっと見る
薫智
大丈夫嫌いになんかならないよむしろ前より好きになったよ
6
もっと見る
芳立
お社の薮から土手に出る道が驚きだつた夏の日ざかり
6
もっと見る
芳立
年なみのよるの寒きをすぎの木は切り株にいま生ふるさみどり
10
もっと見る
浅草大将
ひがし山蹴上の坂をのぼりつつ路面電車のうなりは重し
10
もっと見る
まるたまる
さっきまで泣いてた君はご機嫌に糸巻きの歌とんとんとん
6
もっと見る
浅草大将
的かたの浦にあたればますらをがさつ矢するどき弓張の影
11
もっと見る
詠み人知らず
バレンタイン彼の心を射止めんとハートのサボテン買う人の列
17
もっと見る
芳立
ああ深圳レッセフェールも広東のことばも知らぬ女工らの成す
7
もっと見る
浅草大将
青あをと島のたな田は海つづきしほ風ふけば稲なみぞ立つ
16
もっと見る
三沢左右
マフラーの赤もまだらに雪の降る 冬の寒きに指先を噛む
17
もっと見る
三沢左右
京の町を みな白に染め変へんとふ人のあるらし 今日雪の降る
14
もっと見る
三沢左右
烏 ああ と鳴きをり今日の寒き日の灰の空には染まであらなん
22
もっと見る
まるたまる
泣きながら宇宙基地から飛び立った銀河系には戻れないかも
14
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[432]