島祝のお気に入りの歌一覧
恣翁
階を 上りて丘の 社から 坐ろに望む 秋霖の晩
35
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半格斎
澁柿にようよう色がつきしかば秋やはらかな陽だまりのなか
20
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佐々一竹
除虫菊焚きたる煙ただよいて上がり框に注す西陽かな
18
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佐々一竹
途中下車印がくまなく押されたる周遊切符わがパートナー
9
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佐々一竹
路地裏を神輿が通るおさなき日に追いかけたのと同じ神輿が
16
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芳立
秋の野の尾花にまじるくれなゐのいろ忍ぶれど風にうつれる
13
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芳立
夕染めの川面ながめてあかがねも光らぬ十の指ぞかなしき
13
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芳立
あつき夜に露をねがへばいはばしる滝の雨ふりめぐる稲妻
10
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芳立
在千潟ありやなしやと問ひみれば人も都もあらずなからず
11
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芳立
あめつちをあばれ鼓とふりたたく雨風やめばこほろぎの鳴く
13
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芳立
春日なる峰にさやけく照る月の君にし添へむ紅玉もがな
5
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芳立
うつろひのすがたにむすび雲居なすこころはいまぞ空かけりゆく
15
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芳立
雁がねのかけねば聞こゆたまづさも絶えたる君の幸くあるらむ
9
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芳立
秋の日のさびしさ問はば空の蒼われをさりゆく高み深みに
26
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浅草大将
はらの内むらむら草の中々に晴れぬ怨みの我きりきりす
12
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三沢左右
暑き日の汗ひと玉をあかあかと血潮の色に染むる夕暮れ
23
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三沢左右
この夜の時一刻を刻みゆくアール・クルーのアルペジオの粒
22
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三沢左右
荒野分に吹かれ落ちけむ星ぼしも晴るればありし坐にませり
16
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三沢左右
野分過ぎくちなはのごとぬらぬらと振れる濡れ路の長手をぞ行く
23
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光源氏
君をこそ眺め馴れしか墨染めの深き涙を月は知るまじ
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