北の民のお気に入りの歌一覧
薫智
地上から離れて二人きりになるけれども僕ら一人と一人
4
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薫智
観覧車楽しいけれどさびしくてとけて交われたならいいのに
4
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薫智
会うたびに幾度も君に恋をする好きな気持ちは変わらないから
7
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聴雨
山茶花の夜目にも白き花落ちて儚き星の行くすゑあふぐ
8
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聴雨
哀しみを葬り去りし夏の日をふと思ひ出す雪もよふ午後
9
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聴雨
薄ら日にぬくもり探す残り菊けさ置く霜をそつと抱きつ
7
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聴雨
夕雲の輪郭ほどのたしかさで星降るゆふべの声は残りぬ
8
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薫智
二人きり喧騒だけが聞こえててだけど君しか僕はみえない
4
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聴雨
おぼろなる年の記憶と重ねみる藍墨の夜に満ち足りた月
11
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たんぽぽすずめ。
雪みたく綿毛が舞って約束の無きイヴ近く寒き午後かな
21
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たんぽぽすずめ。
冬なのに鰯雲あり君が居た日は去り道へ溺れる如く
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詩月恵
薄れゆくきみの痕跡なぞる指ふるり震える心が冷える
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聴雨
冬枯れの野に一陽の訪ね来て花ひとひらの小さき紅置く
7
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聴雨
柚子の香に思ひ燻らす一年のさまざま包む湯けむりの月
14
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薫智
嫌いから好きになるのと好きなのに嫌いになるのむずかしすぎて
6
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薫智
つなぐ手と並ぶくつさき心臓が近くにいると感じてるんだ
11
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薫智
帰り道ふたりこのままどこまでもつないだ手と手はなさないまま
6
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聴雨
み仏の眼差しのもとたづねしもしづと灯れる月影に似て
4
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聴雨
指に触る縁の糸をたぐり来て象牙に遊ぶ木もれ日に会ふ
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聴雨
吾娘と背の肩元ほどに漂へる陽だまりに似た深き安らぎ
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