北の民のお気に入りの歌一覧
聴雨
人知れず消え果つ星の瞬きに似てほのかなる細き虫の音
7
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薫智
重症だ胸が高鳴る全力で恋がはじまる音がしていた
7
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聴雨
変はりゆく景色のなかに移ろはぬ紅ひと色の花のひと群
11
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聴雨
時折に深緑する風かよふこころの小径に落ちし実ひらひ
4
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ケンイチ
その先の冬を思へば数多なる国境線は我を分かちぬ
8
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聴雨
微笑みが黄昏いろに沈澱しやうやく馴染むさくらんぼ酒
12
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聴雨
秋の陽は月見の窓のかたちしてわがため息の傍らに座す
5
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聴雨
さつきより少しまはりし秋の陽の隣に座り二胡日和かな
2
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聴雨
刻々ともの影のびてあは白く色なき風のほのみゆる午後
4
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薫智
「愛」と書きあなたにすべてあげるもの僕の辞書にはそう書いてある
11
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薫智
「愛」と書きすべて信じて受けるもの僕の辞書にはそう書いてある
5
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薫智
「愛」と書き変わらないのが本物と僕の辞書にはそう書いてある
5
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薫智
「愛」と書き永遠目指し紡ぐもの僕の辞書にはそう書いてある
5
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薫智
「永遠」と書いて二人でつくるもの僕の辞書にはそう書いてある
6
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ケンイチ
木犀の香におかされし夕なればわれ万人に背きて立ちぬ
7
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聴雨
とつとつと思ひはらみて文字は降る旧暦長月三日の夜に
5
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たんぽぽすずめ。
吐しゃ物が風化しているじゅうたんで遺品整理と分かる見積もり
9
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たんぽぽすずめ。
教会のステンドグラスをば照らす道の聖母を踏めぬ夕暮れ
18
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たんぽぽすずめ。
凍てつきしウォッカをソーダ割にしてライム搾れる日曜の昼
6
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たんぽぽすずめ。
あの頃は注文もらえる話術とか車内で一人練習してた
4
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