杏子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
藤波や藤の花房風に搖れ波のごとくにうねりくるなり
16
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詠み人知らず
新緑の中にさつきのはえそろいその甘き香が疲れをとりし
17
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ふきのとう
共に笑い共に寝た子なつきおり明日帰る日髪なでやる
10
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ふきのとう
静けさを取り戻し部屋片隅にぬいぐるみ一つ転がりおり
11
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さる
わが孫に手をひいてもらひデパートへこれじゃ「じじいの日」とよぶべきか
14
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詠み人知らず
眠れない日と眠れる日の繰り返しおとつい二時間昨日十時間
11
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恣翁
産めぬとぞ 受容せらるる 哀しみは 産まれて亡くす 斷腸と似る
29
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秋桜
なにげなくあなたが言った一言が消化不良で心もたれる
10
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虹雲
茅野原風の波動に波打ちぬ銀の海原さざめきやまず
9
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たちかわ
くちつけるカップにゆげがたちのぼるきみがみえないときの静けさ
9
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北の民
冬を越し英気養う大地には命の希望に溢れています
7
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山桃
在らぬ世に咲きをる花のまぼろしの夜半に醒むればさびしきひとよ
18
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まるたまる
おそらくは大正時代の窓硝子五月晴れかな絶唱の里
14
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浅草大将
千万のこころのはしも一つにて君がゆく手に虹と架からめ
15
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笑能子
一瞬の嵐過ぎ行く昭和の日ただ淡々と緑が揺れる
3
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羽
耳もとをかすめるきみのさよならに誘われたから西風になる
15
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薫智
春というだけで幸せ感じてるうたのわにいて詠める喜び
21
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浅草大将
風に聞くおぼろ月夜のこの宵は雲のあなたに春をしのばむ
13
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虹雲
揚げ雲雀幼き吾のさえずりか父若くして草の香のせり
7
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山桃
若き葉の命耀ふ永き日に咲かぬ桜をひともと伐りぬ
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