ふきのとうのお気に入りの歌一覧
恣翁
書き終へし辞表に 溜息一つ吐き 冷めし番茶をぐいと飲み干す
21
もっと見る
富鴨
愛しさと未練を断つて今はただ紫匂ふ花と散るのみ
21
もっと見る
浅草大将
敷島の大和しまねに踏む跡のしるきを知るにまたふみの道
8
もっと見る
紹益
春来れば 君は去りゆく この街を 忘るるなかれ 故郷のこと
23
もっと見る
へし切
老いぬれば面影愛し亡き人の忘らるまじき水茎の跡
18
もっと見る
夢士
菜の花の夕餉の膳やほろ苦し春の訪れ味覚に在らむ
15
もっと見る
悠々
手のひらに、生命線の薄れしを ボールペンにて、そつと書き足す
27
もっと見る
すばる
連絡が途絶えひと月経過して泣けない自分にふっと気がつく
17
もっと見る
恣翁
行きずりの男の 露骨な眼差しを 黙殺しつつ 佳人歩めり
21
もっと見る
夢士
れんげ草花咲く野辺の空高く青春の夢いまだ忘れじ
17
もっと見る
詠み人知らず
後悔も未練も怒りも寂しさも胸に閉じ込め今日を生き行く
19
もっと見る
へし切
名も知らぬ見る人もなき雑草の凛と花咲くいのち尊し
24
もっと見る
只野ハル
また今日も代わり映えせぬ一日に昨日と同じ自分が沈む
21
もっと見る
半格斎
昼下がり心の隙つく音のして 屋根上の雪はすべり落ちゆく
8
もっと見る
へし切
東風吹けば笑みて顔だす福寿草 なごりの雪に季節を忘れて
22
もっと見る
浅草大将
廃れにしこの一筋を辿りつつ誰がしきしまの道かとぞ思ふ
9
もっと見る
恣翁
濡れそぼつ砂は 香りもしめやかに 掃き清めらる 色鮮やかに
17
もっと見る
ながさき
房州の 天津小湊 鯛ノ浦 生誕の地は 静かな漁村
14
もっと見る
へし切
妻みとりこころの空となりし日々華やぐ春をいかで過ごさむ
29
もっと見る
恣翁
透き通る 薄きショールを翻し 颯爽と往く春の乙女よ
22
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[424]