ふきのとうのお気に入りの歌一覧
河のほとり
山風に木の葉の幣と散りかかる霜踏み分けて神を訪ふみち
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みなま
切り干しの戻し方また聞いてみる今は詳しく教える姑に
18
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みやこうまし
羽ばたきて川遡るユリカモメ 比叡下ろしの寒風に乗る
19
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詠み人知らず
小蕪の葉 刻んだ朝の雑炊を きみにあげたい 寒い土曜日
21
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村上 喬
厳寒のゆるみし朝に訃報きてこうして人は去りゆくのだろう
22
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へし切
ひとりでは渡る術なき浮世川共に漕ぎゆく小舟のあれば
27
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へし切
胸の奥君が残した忘れ物黄泉を彷徨ふこころの旅路
22
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へし切
凍て雲に乗りて風神荒れ狂ふ北の大地の冬ざれの野に
25
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みつむし
咲き誇る紅鮮やかに立葵習うて背筋しっかり伸ばす
21
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桜園
年越して咲きし紅のシクラメン師走の風にそよとゆれる
18
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みやこうまし
これをしも恋のおわりと言うべきや 君を見ざれど寂しくあらず
17
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灰色猫
償いで あるかのように 鍬を持ち 泥にまみれて 田を起こしゆく
23
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夢士
どんよりと冷たき冬の雨上がり黒き庭石もみじの化粧
18
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詠み人知らず
暖かい陽ざしがあれば独りでも生きて行けるよ冬枯れの街
20
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詠み人知らず
一日で灯油の切れたストヲブは 部屋とわたしの 寒さを語る
20
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ながさき
地位も無く 称賛無くも 黙々と 勤労励む 吾等に乾杯
19
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紹益
失言も 政治と金も リセットされ 禊済ませて 晴れやかな顔
18
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へし切
むらさきは淋しき色と見つめればこころ映して微笑み返す
22
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都詩
十二月の光ひとすじ入り来てポインセチアは赤く燃え立つ
18
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恣翁
如何にぞや 農夫餓死する 世の中に 遊休の田の一つも無きに
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