山桃のお気に入りの歌一覧
ゆべし
その舌の不実を呪い塩をふる「今日、遅くなる」ナメクジ外道
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佐々岡
立派なタキシードを着てお辞儀をしてあなたは華麗に過ぎ去ってゆくの
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たつかわ梨凰
やわらかな雨の匂いに堕ちゆける金木犀の音を辿れり
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有為
あしひきの長夜はものこそ思はゆれ居待の月の影ふみもせず
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聴雨
週末のそぼ降る雨の夜に酔ふ切子グラスの酒にあなたに
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光源氏
十六夜の雲居遙かにのぞむれば雁が音越ゆる末の松山
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たんぽぽすずめ。
水兵が列成すように吹く笛で夏の名残りを癒す朝顔
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でくのぼう
悲しみが瓦礫の町に花と咲き紅い花なら慟哭のあと
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みやこうまし
枯れ松葉さく夜の風に流されて小首そろえて北向きに寝ぬ
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みやこうまし
寂しさをほど良き距離における御所木暮れベンチの一人居楽し
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みやこうまし
飛べぬなら死ぬしかないか人ならば寢ても生かさる鳥は哀れか
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みやこうまし
送り人送られ人に変わり身の繰り返し来る人の転生
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みやこうまし
思う我に思わる我が遅れるや歩きながらに後ろ振り向く
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みやこうまし
道行きてしだれ桜と桃に問う上を目ざすか下るが良きかと
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みやこうまし
見ることを観じる心にアウへーベン木花に染み入る命ともがな
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みやこうまし
積乱雲木々のそよげる波の上やわらに乗りて夕立は来ず
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みやこうまし
心捨てまた拾いては杜をゆく命を洗う樹陰の小道
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みやこうまし
木漏れ日のまだらを踏めば山吹も黄色はじきてまばらに咲けり
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みやこうまし
風に沿いゆらら気ままの糸桜ながれながらに花を咲かせぬ
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みやこうまし
赤からず黄色に咲きて蝋梅のあたり明らむ花の風鈴
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