有為のお気に入りの歌一覧
三沢左右
いざよひて軒端になづむ月影も雲しあらねばすがしかるらん
13
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三沢左右
青猫の嘆きを遥か寒空に描きてひとつ絵はがきのあり
20
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たんぽぽすずめ。
もう君の手を掴めずに沈むほど星がまばゆい我の重力
13
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悠々
冷夏ならね相馬の里の聲低く姿無き化(け)に怯え惑ひて
13
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みやこうまし
誰と行く宇宙の海の汐だまり二つ見え隠れする白い泡
6
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笑能子
正しさでただ首絞める人の居て力加減の難しさ知る
5
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たんぽぽすずめ。
人知れず輝く夏も触れられぬ君を照らせば繁るぶた草
19
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みやこうまし
紅に燃えしあの夜の懐かしき今は一人で見る大文字
13
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みやこうまし
携帯の発着履歴の跡なくて静かに過ごす無為の奥山
14
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詠み人知らず
雨だれを見上げたままで軒石に迷い猫あり 秋の手前に
8
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七色コイン
音楽に救われて、今、僕が居る。中村くんは同年産まれ。
7
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聴雨
更けゆくもまだ長からぬ秋の夜に結び文をば読みて綴らむ
9
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芳立
蝉しぐれ君と過ぐしし鎌倉にふる八百年のただのひと夏
13
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悠々
茶畑のつちくれとなるかたつむり・澄子われもやがては土にかへらむ・悠
22
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まるたまる
今朝方の夢は暗示に満ちていてインモラルだと私を責める
13
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悠々
日本の梅雨顏にうけ引き揚ぐる・澄子命濡らしき雨やはらかに・悠
13
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芳立
夢あさし隈なき月の照るをあつみ狂ふや蝉の声ぞまされる
12
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七色コイン
この世では結ばれないと出ているよ 星の配置を転換したい
28
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三沢左右
君ひとり行かせはせぬと編み上げのブーツの紐をゆうくり結ぶ
16
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まるたまる
親指が君の名前を撫でているタッチをすれば電話は懸かる
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