村木美月のお気に入りの歌一覧
竜胆
あの夏の 君の背中に生えていた 戀という名の まぼろしの羽
10
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竜胆
切りどきの筋腫抱へて君想ふ 重い女と笑はば笑へ
8
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詩月恵
左目の傷痕つたう汗なぞる貴方の指がやっぱり好きで
8
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滝川昌之
あちこちで気怠い吐息は昇華して連休明けに薫風が凪ぐ
20
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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恣翁
睡たげな五月空 時に薄目開け 夏らしき陽を惜しみ 洩らしつ
17
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リンダ
幾人の柱集まり仏像になりしか白きお顔優しき
10
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へし切
夏ひと夜 君と寄り添ひ見し花火 刹那に咲いて夢と消えゆく
28
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佐々木サカナ
背を向けて寝るきみの足ほの白く秒針だけが動いている部屋
6
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ながさき
「求羅」と云う 生きものありて 風を食む 風が吹くたび 喜び生きる
28
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浅草大将
あぶり出す恋を肴に呑む夜は一人するめの香に咽びつつ
18
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みろく
真夜中に詠まれたうたがいとおしい 貰った本の書き込みに似て
24
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村上 喬
午後の雨 傘もささずに行く君は玻璃のたわみに踊るがごとく
18
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コーヤ
気取らずに色艶みせる紅椿笑みから伝わるあなたの魅力
24
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林林
満月がみるみるうちに潤んでね光の雫この手にぽつり
36
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まあさ
氷雨降る被災地に射す光あり 新成人の誓いの言葉
26
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Chico
( べらんめえ )チラシに書けば( てやんでい )書き足してくるきみがゐる朝
28
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夏恋
戀人や夫がゐても子がゐても死の瞬間は君だけ想ふ
25
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村上 喬
最終のメールが飛び交うこの街で一つの恋が「終わる」と告げる
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