イマイのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
土曜日の朝日が当って溶けてゆく あなたのシャツのピンストライプ
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虫武一俊
どぶ川に落ちたばかりのオレンジがまぶしくてまぶしくて逃げたい
3
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詠み人知らず
嘘をつくときの癖より肩ごしに降る星を見るゴンドラの中
7
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山本克夫
ここハンコおねがいしますと宅配便のひとがもってきた梅雨
11
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山本克夫
夕立のあとアスファルトに立ち尽くす逃れられない夏の匂いだ
19
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さまよいくらげ
渋谷駅むぎわらぼうしを階段に置いてだれかの秋がはじまる
7
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詠み人知らず
ビーサンの形に日焼けをするだろう君とわたしを今年も見たい
9
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詠み人知らず
ひらがなの「ら」の字を描くように散る桜の花びら ららららららら
40
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田中ましろ
もう何も残っていない空洞にスコールは降るそしてまた闇
4
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都季
うっすらと君の不満に気付いてたどうにも出来ず目を背けてた
14
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ムラサキセロリ
身体中蟻が這ってる夢を見た 私は断然甘いんですね
24
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ふみまろ
遺影にも春は来たれりすみれ挿す笑み温もりてしらぐしの祖母
5
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ふみまろ
画用紙の裏に書かれた「おとうちん」 めがねの縁の黒は正しい
14
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佐々一竹
ゆっくりと包丁を研ぐ昼下がり捌く相手はこれから探す
9
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田中ましろ
街路樹に風鈴の音を溶かすたび僕はこの町のひとにちかづく
1
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都季
不意打ちで片手引かれて走り出す空から空からこぼれる光
6
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さかいたつろう
大好きな人に言われた大好きが嬉しくなくて立ちすくんでいる
24
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竹本未來
新鮮な想い出としてつるつるの水羊羹に閉じ込める夏
23
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都季
ブランコを漕いでは空に伸ばした手未だ青には染まらずにいる
11
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詠み人知らず
受け止めるひとはいなくてただずっと まりつきをする まりつきをした
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