真田 虫太郎のお気に入りの歌一覧
海月琉珠
目に見えぬものに振り廻されてゐる愛とか死とか すべて概念
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佐々一竹
巨大なる絵本を繰りておさなごの嬉々と笑える姿なごめり
9
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じゃこ
別れても別れなくてもどっちでもええから早く注文してよ
11
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じゆん
背徳の2文字は湯気に包まれて背油になるラーメン横丁
9
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でくのぼう
北風の連れもつ雲は片戀の悲しみ抱へ雪を降らせし
8
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でくのぼう
村時雨もみぢ葉散りて苔覆ふ古刹の鐘は片戀泪
5
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猿ノ丞狂介
風そよぎならす小川の臭ければ禊ぎぞ詫びのしるしなりける
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粕春大君
かひもなき契りもせしな秋霧の籬のうへの百舌の草茎
13
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粕春大君
はつ霜の冴えかへるなり暁の鐘の音こそほのきこえけれ
17
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粕春大君
星月夜鎌倉山を吹き越えて木の下露に秋風ぞ吹く
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きりあ
インク瓶欠片になって還りいく月の隣のあの流星へと
5
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粕春大君
土を手に結ひあげ思ふ藁塚にまたひととせの秋のたのみを
17
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たんぽぽすずめ。
塗り替えたゼブラゾーンの白線に貴女が映り踏み絵のようだ
5
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粕春大君
深山なる木々の下葉は染まらねど秋風に散る櫨のもみぢ葉
17
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粕春大君
見しひとのかけも恋しき逢坂の関を越ゆらむ望月の駒
18
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粕春大君
宵待ちて天つみ空を仰げども月みぬ秋ぞわびしかりける
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粕春大君
秋されば尾花が末に鳴く鹿の声ぞかなしき野辺の夕暮れ
12
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粕春大君
鳴神の天つ御空に坐しませど雲居を踏めで鼓を収むらむ
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猿ノ丞狂介
秋風にふるえる尻のすき間よりもれ出づるクソの影の見事さ
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粕春大君
岩を穿ち生ひ立つ松のこずゑにもおける白露はわが身なるらむ
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