氷魚のお気に入りの歌一覧
あそびくも
夜をわたり影さす月よ願はくば人の夢立つ門を照らしたも
15
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悠々
あまりにも圧倒的な生き死にの前に言葉の無力なるかな
22
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七色コイン
涙など流さぬ僕も 寂しさは 日毎に募る 「ごめん、ただいま」
75
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都季
さよならじゃなくてまたねと手を振った三文字以上の願いを込めて
22
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れお
左手が「おじゃまします」とやってきた右のポケットみたいな暮らし
1
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卯月
何回もつづった手紙破り捨て素直に書けない緑のインク
9
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白亜
すっと消えゆく哀しみを見送りましょう 拍手のなかの青い思い出
18
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薫智
どれくらい握ればいいかわからずに重ねたままの始まりでしたた
2
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京
一年で一ミリずつ嫌いになって手のひらほどの長さを知った
2
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透子
宵の道のひとつ途切れた街灯に深まり揺らぐ夏の夜の色
5
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逢
捨てられたかなしみをすべて受けとめているから海は冷たいのだろう
31
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ケンイチ
野にひとつ盛るさくらの花を見し春もいにしへ大粒を食む
4
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潮
ぜつぼうを知ったことなどないくせにKくんの目は真っ黒だった
2
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トーヤ
ほころびを見つけた時には手遅れな恋と呼ぶには軽すぎるもの
11
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聴雨
哀しみの色を浮かべて月淡くただ一言を待ちぬるゆふべ
10
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緑里
「おはよう」のメールじゃなくてサボテンに水を数滴あげる毎日
13
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緋色
飲み慣れたラムネの中のビー玉が涙色とは気付かなかった
31
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ケンイチ
幸せを説くこともなく頬笑みて北欧のそらは淡きみずいろ
10
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詩月恵
なにもかも捨てて飛び込む勇気無く泣いてばかりの「好き」だったこと
14
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薫智
こんなにも空が青いと歌いたい海に手紙を流すかのよう
13
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