灰猫の爪のお気に入りの歌一覧
竹本未來
とらわれて この恋からは 逃げられぬ 雪原の果て 溶かしつくして
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ななひと
さざ波に震え、忘れた、ことも忘れ、たのか、どこへ、夕立が、わたくしを、いま、
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竹本未來
なめらかに音もなく愛注ぎ込むもう遅い恋の抜け殻へと
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竹本未來
感覚が捩れてゆくわ部屋の隅 どんな夜にも指はとどかず
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竹本未來
淡い桃透き通る青すぎゆけば甘い琥珀にさらさらの白
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竹本未來
まるで猫みたいに私を呼ぶから赤いベロアのリボンは靡く
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竹本未來
なみなみと注がれた経験値グラフ人生の裾につくフリンジ
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竹本未來
昭和へと記憶の土管くぐってみる かなしいほどの青がみたくて
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竹本未來
真っ白なカンバスに咲くとりどりの恋の雫の鮮やかなしみ
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竹本未來
残像として眼球にはり付いた空の深さとほろ苦い雪
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ななひと
それからのひととき私たちの亡きがら夢のこちらがわでひたすらに憧れを。
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竹本未來
焼き栗の内側詰まる秋世界 親指の爪ゆっくりと挿す
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竹本未來
秋の葉で有刺鉄線着飾る夜 言の葉紡ぐ月は満ちてく
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竹本未來
上質な深い夜素肌に纏いなれた手つきで星をクリック。
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竹本未來
ため息は黒薔薇咲かすこともなく幸せを摘み空気震わせ
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竹本未來
十五度、四十五度、三十度。一分そのまま・・・はいよろしい。
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竹本未來
今日からはお試し期間好きにして 螺子をまわせば涙も出るわよ
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竹本未來
教会の風見鶏たよりにしても清潔なリアルなどないのよ
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竹本未來
浮遊するあたまんなかのあの場所で罅割れたまま立ちつくしてた
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ななひと
残像だらけである。世の中は窮屈である。息をするたびわたくしは無限にふえる。
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