ひいらぎのお気に入りの歌一覧
でくのぼう
月みゆる 短册の窓 獨りきり 書きそえし歌 墨匂ひたち
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佐々一竹
常備薬もたずに旅にでてみよういつ帰るかを気にもとめずに
12
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佐々一竹
引退という二文字がちらついて足をすくめることもあるのだ
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詠み人知らず
死の見へて泣きて夫の手握りたれば静かに吾を抱き寄せ眠る
17
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詠み人知らず
わが乳の失はれても娶るかと問へばうつむき「寂し」と一言
5
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向日葵
恋心抱いた人と友達になれない事など判ってるのに
10
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向日葵
あなたへと旅する途中疲れ果て止まった枝で暮らす弱さよ
11
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向日葵
ため息を飲み込んだ日は夢の中だけで呼びたい 君の名前を
3
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螢子
あれこれと一緒に行きたき場所あれど貴方は別の女と一緒に
4
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螢子
恋愛と慈愛の狭間で揺れ動く心を持ちて秋の夜に独り
14
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たんぽぽすずめ。
言の葉の差は誰にでもあるけれど歌にはやはり愛が恋しい
10
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たんぽぽすずめ。
働いて死ぬのは嫌だよいつの日かあなたの横で僕は死にたい
8
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たんぽぽすずめ。
冷めた茶もうまいと思い真っ直ぐに失くした恋も喉へ過ぎてく
21
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たんぽぽすずめ。
秋雨の朝の電車に乗せられて最後の蝉は 遠くヘ消ゆる
15
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佐々一竹
傘ささず秋雨のなか歩きだすこころに一つ染みを残して
13
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たんぽぽすずめ。
失敗を吐息で済ます時 人に優しくされたら 泣きたいのです
23
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たんぽぽすずめ。
おはようと言えばあなたが微笑んでくれる私に変身します
11
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たんぽぽすずめ。
外側の果実が君で内側の種が我なら いつしか芽吹く
5
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詩月恵
独り占めできないひとと気づきたくなくてあなたに会わない今日も
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田中ましろ
よくできた偽バッグより悪質な恋みたいなこの感情はなに?
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