千紘のお気に入りの歌一覧
垂々
いつもより濃い心配がほしくって猫のおなかで鳴る体温計
16
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聴雨
ゆふやみの川辺ににほふ夕化粧たれ待ちゐるや紅さしながら
15
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羽
折りたたみ傘ひとつ分の雨の香をしずかに吸ったきみのとなりで
27
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加祢
うちやみてすず風の音もさや月の影ひとつみゆ君が眼差し
25
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詠み人知らず
夏木立ひときわはゆる百日紅桃色の花甘きをさそふ
25
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加祢
生き生きと茄子の葉の間を駆けまはり猫の子どもら取つ組みあひせり
20
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たんぽぽすずめ。
父母の腕でブランコしてる子の蹴りし夕日は大きなままで
25
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聴雨
いと白き陽に目は眩み木下闇一陣の風憩ふ午後の日
19
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悠々
よれよれのよろよろよろのふらふらでたどり着いたる富士七合目
39
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聴雨
月わたる海に真珠をちりばめてとほき島べはやはらかき闇
13
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まるたまる
お隣のビルの屋上掠めてる今宵の月に嘘などつけぬ
13
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聴雨
家々の色とも見ゆる花芙蓉日ごとにほどけ恋しかりけれ
11
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浅草大将
千早ぶる神代ながらに立つたかは聞くな鎮守の杜の逢引
10
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聴雨
訥々とつぶやくやうに弾くピアノ黒鍵の影ながきゆふぐれ
15
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聴雨
月星のとほく語らふ愛しさに物思ひする夏のゆふべは
12
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聴雨
歌ひとつ君が心に灯る夜は残るほたるの訪ふ心地して
14
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浅草大将
風もなき夏の家路は足引の止まぬ暑さが背に圧し掛かり
14
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螢子
「王様と私」てふ名の紅茶飲むドリアン香る南国の夢
16
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螢子
暑気払い友と二人の夏の宵食べてしゃべって二人は若い
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光源氏
咲く花に思ひを寄せし歌がたり散る花にこそ心を込めて
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