夢花火のお気に入りの歌一覧
へし切
夕暮れは春を近みかぬばたまの今宵の月夜かすみたるらむ
28
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ななかまど
幾たびの雪を眺めてきた日々を懐かしむごと猫柳立つ
20
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茂作
そらまめの花を結びて伸びのびと ひと日一日に空に近づく
17
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滝川昌之
タクト置き世界の小澤は素手を振る奏者も音も抱き込むように
20
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ななかまど
黒土に注ぐ春光やわらかし畑を起こせば蚯蚓が笑う
17
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へし切
春は何処 そんな呟き聞こえくる 寒の戻りの 彼岸の中日
22
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茂作
清水や異人の集ふみやげ屋の 張り子づくりの虎が首振る
14
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横井 信
公園の花咲初める植え込みに忘れられてる小さなボール
12
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横井 信
降り出した雨に開いた傘ひとつつぼみほころぶ桜の並木
13
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茂作
つつましき娘に出會ふ墓參り 媼に寄り添ひ會釋し過ぎぬ
14
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ななかまど
春彼岸余寒を耐えし足腰に朝陽あびて春を歩まん
22
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へし切
この季節 身に堪ふるる寒暖差 頭痛 腰痛 明日は如何にか
13
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敦希
濃厚なプリンの甘さ引き立てる 嫉妬で焦げたカラメルの苦味
13
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滝川昌之
通学のリハーサルかな背中より大きなランドセルのピカピカ
20
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茂作
病む妻を喜ばせんと野の道に 咲きし菫をつみてかへりし
17
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横井 信
春の陽の土を耕し畝作り額の汗をしずかに拭う
15
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ななかまど
表地をぬらしただけで雨は過ぎラインはやめて電話にしよう
13
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滝川昌之
会うたびに辛夷の花の純白に初心戻せと清められては
18
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へし切
老いぬれば苦しきことのみ多かりき思いのままにならぬこの身かな
15
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茂作
あるじ無き家と知りてや鶯は 枝に遊べど鳴かず飛び去る
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