夢花火のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
学び舎と旧友が持つ「レンジ力」瞬間解凍されるいつでも
14
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恣翁
灯籠の瞬く 春の寄する潮 鳥居立ちけり 巨人のごとく
10
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茂作
なかなかに歸らぬ人を待ち侘びて 今年は遲きもくれんの花
14
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横井 信
みどり増す田んぼの土手に菜の花のしずかに揺れて見送る列車
12
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恣翁
温かき煮しめの香り 漂ひて 火点し頃の靄に溶けゆく
13
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滝川昌之
出雲路を一畑電車の単線が菜の花ゆらし一輌でゆく
17
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へし切
菜の花や一雨ごとに暖かくなると思えば花冷えもまた
13
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茂作
春の夜に文讀みをればとなり家に 湯あみの音のかすかに聞こゆ
13
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横井 信
雨行けば桜の花もほころんで新たな本の表紙をめくる
13
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滝川昌之
御朱印を集める妻は十月の出雲のような一冊を持つ
19
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へし切
たましひを枝に残して落ち椿 恋のほむらは散りて知るらむ
16
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茂作
枯れ果つるあぢさゐの枝に新しき みどり芽吹きて春雨の降る
14
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横井 信
雨ばかり降ってた旅を締めくくる晴れ間を望む帰りの列車
8
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ななかまど
思い立ちイヌノフグリと名付けたる牧野博士よ春が始まる
19
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滝川昌之
桜坂あたりで拾う春だから開花雨なのさと粋に濡れよう
22
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へし切
もういいよ 咲いてもいいよと囁いて 蕾を濡らす木の芽雨かな
22
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茂作
去年の春あるじ逝きしと人の云ふ 家に咲きたる水仙の花
15
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横井 信
ひび割れたアスファルトから顔を出す若葉を揺らす花冷えの風
18
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横井 信
道端の草の名前を呟いて朝のしずかな駅まで歩く
13
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滝川昌之
定年を報告すれば春彼岸墓石越しの桜ほころぶ
19
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