美生子のお気に入りの歌一覧
恵雪
万葉集栞のページに遠距離の我が身重ねし相聞歌有り
10
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横井 信
柔らかく芽吹く若葉は朝に降る雨の雫をやさしく弾く
13
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うすべに
降りやまぬ雨のおもさに魚はねる 入り江に輪を描く舟のしずけさ
14
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び わ
君子欄赤き花びらはらはらと春雨友に来年を待つ
6
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へし切
外は雨 内に籠りて雨音を聞きつ 暫しく思い出の中
14
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ななかまど
霧雨に首をすくめる峰桜せめて散りたし青空の下
21
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トウジさん
めそめそと泣いてどうなる春の雨連れて蛙もほら鳴きだした
7
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兎桃
深と浅両の緑の綾なす山に枯れて見ゆるは竹林の谷
3
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滝川昌之
新緑を小さな胸に溜めこんで親の燕は子育ての帰巣
14
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ななかまど
心臓の悲鳴を何度も宥めつつ三角点にさわれば嬉し
18
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小林道憲
雨細くせきちくの花色褪せて 行く春淋しわが庭の面
6
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小林道憲
合掌のかたちをしているチューリップ 今日のわたしをやさしくする
2
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横井 信
雨の降る前に急いで涼しげなきゅうりの苗を畑に植える
9
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こいしかる
恋しぐれ花の雫は香り立ち幼き頬を赤く染めたり
6
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茂作
照りあかる折りてもゆかん岩つつじ 散りし櫻のなぐさみにして
13
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へし切
吾が宿の狭庭に 牡丹咲きにけり 花の姿に君を偲ばゆ
11
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恵雪
いつの世も人の苦悩は如何ばかり 曼荼羅が説く仏の救ひ
7
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ななかまど
帰りゆく蜂に未練のあるごとく飛び去るたびに拗ねる水仙
18
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滝川昌之
十六で駅まで漕いだ自転車を六十一でまだ漕いでいる
18
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茂作
蝶々のおぼつかなげに飛びにけり 寄りて離れる乙女心や
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