杜鵑草のお気に入りの歌一覧
茂作
諦めて今日は會へぬと知りながら もしやと思ふ女心は
12
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へし切
美しきものこそあはれ 雪月花 四季をりをりに移ろひにけり
10
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ななかまど
カーソルのごとく縦横動きたる花苗抱えてガーデンの妻
11
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滝川昌之
プロポーズ「月が綺麗」と云っただけ通じる二人は満ち足りていた
22
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うすべに
里山のこみちの暗さ 茂る葉のざわめきに聞く夏の足音
10
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さいおん
夕之雖在 未明寸 西天 人乎不待尓 月舟之逝
10
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茂作
うすくこく光りこぼれる青もみぢ 空を水面と仰ぎ見るなり
13
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へし切
「ただいま」と言えば「おかえり」返りくる 絶えて久しい言葉が恋しい
14
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KEN
縺れたる君への言葉繕ひし 葉ずれ懐かし若葉の頃は
12
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滝川昌之
酸味有るキリマンジャロを言い当てる寝起きの妻と朝の珈琲
14
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うすべに
葉桜のこもれびおどる初夏の風 今年の夢も凜と去り行く
8
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横井 信
強くなる朝陽を弾く水張り田に映るみどりの風はゆらめく
13
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茂作
どくだみの十字の花の哀しけれ かをり憎くしと人は手折らず
14
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秋日好
やうやうと足を運べばいずれかと読めぬ花の香振り返りつつ
10
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リクシアナ
学舎に画架を並べし朋からの手紙の束の褪せぬ白さよ
10
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KEN
のちの夢風に託して蒲公英のしろがね綿毛 夕陽にこがね
12
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秋日好
昇給に不満があると零したら「後進育て器量を見せろ」
7
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へし切
またひとり友が歌人去り行けばなどか侘びしきうたのわの里
14
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滝川昌之
無言での男同士のハグがある退職してゆく同僚などと
17
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波端
初夏の海桐花に蝶の羽根の震る異界の空の靑透かしてむ
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