杜鵑草のお気に入りの歌一覧
広葉樹
去にし子の知らぬ昔と変わりなき年ごろ日ごろ顔合はせねば
9
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たゆ
背を嗅がれ古紙の匂いと言われたのそれなら刻め古書をよむたび
6
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横井 信
ペンを置くやる気の出ない金曜の夜に降りやむ雨の静けさ
12
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茂作
香が誘ひ廻り道せし春の宵 吾迎へてや白梅の花
16
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ななかまど
南風が吹く後には氷雨降る二月年々歳々花相似たり
17
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へし切
春あさき 雨水過ぎたと草も木も 「もういいかい」と お日様に問ふ
17
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草木藍
満開の梅にメジロの群れ来たり小枝揺らして花びらこぼす
11
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凌霄花
宵あかり銀の雨降る堀割りに柳新芽も品良くおどる
12
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滝川昌之
出社してもう帰りたいそんな日に見る引き出しの家族写真よ
19
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らくだより
投げ入れた石がふるさと春の音 雪を溶かしてせせらぎのゆく
5
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らくだより
時はただ小川のように絶え間なく哀しみの舟を海まで運ぶ
5
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茂作
薄赤き梅の小枝にメジロ來て そよ吹く風の今日は柔らか
15
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うすべに
梅の香に酔いしれるまにひと知れず かわいい花は馬を酔わせる
9
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滝川昌之
並走の江ノ電は混み自転車の私はカモメのごとく自由だ
21
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ななかまど
冬陽さす窓に見えきて空つつむほわりほわりと冬の末裔
21
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KEN
とつくにの 光ばかりの 春想ふかは 風花ゆ 時雨に変へて 虹渡す天
15
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Hatabou
右の頬左の頬を打たれても平和の途を歩き続ける
6
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茂作
佛の座 名を唱へては摘む孫の 手にいつぱいの淡きむらさき
21
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そらまめ
天上の 音色まといて 学舎の 銀杏の下の ひだまりの君
12
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へし切
ふるさとに幼馴染みはすでに亡く 望む景色のままに懐かし
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