こるちぞうのお気に入りの歌一覧
松本直哉
雨あがり葉末に銀のしづくして野辺のみどりぞ色まさりける
3
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松本直哉
禿げかたの美しいひとにあこがれる たとへばゲオルク・ショルティのやうな
1
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松本直哉
かき混ぜて流しこむときじゆわわわとかなしき音を立ててかたまる
2
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滝川昌之
マーキング水で流され犬たちは「生きづらいね」と土手すれ違う
18
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積 緋露雪
時間とはフラクタルとも思へたる過ぎ行くも湧水の如く現れたり
3
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積 緋露雪
何處より蝶舞ひ來るふたひらの花から花へと潔く潔く
3
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積 緋露雪
葉櫻や毛蟲絲引き降りてくる風にゆあんと搖れるも風情
4
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うすべに
襟たてる冷たい風にゆうげしょう 初夏の顔してうすべに揺れる
11
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鞘森天十里
朽ちし棚新しくして藤の木は蔓また伸ばしやや花つけぬ
6
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早乙女ん
夕風に 明け渡せし 我が心 そっと包むは ジャスミンのかほり
5
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杜鵑草
風は止みそぼ降る雨の春の朝珈琲の香の立つこともがな
14
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ぜんまい時計
灰色に咲きて揺れつつ乾きゆく 藤の告げしは夏の憂ひか
11
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横井 信
また風でふらつく僕に雨粒が駅のホームでぽつりと落ちる
13
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茂作
うらうらと長き春日の端居かな 咲くや散るやと眺め暮らしつ
21
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悠久
母さんがおろし絞った林檎汁 明日も風邪ならいいなと思った
11
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滝川昌之
目移りのマルハナバチのホバリング芝桜の原ネモフィラの丘
19
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只野ハル
左利きの人のペン先から文字が押し出されるように書かれてく
6
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うすべに
汗ばんで花を散らせる初夏の風 うすむらさきに染まる山道
12
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悠久
同じ日に 生まれてきたのに この格差 星占いは 嘘だと悟る
4
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小春空
新たなる場所へ一歩を踏みだしぬ認めてもらえることのうれしさ
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