こるちぞうのお気に入りの歌一覧
のぶ
振り向けば誰かのたった一声が次の歯車動き出す音
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へし切
いつのまに五月来ぬらし ほととぎす 汝が鳴く里の恋しかりけり
16
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早乙女ん
幼き日 母と登りし 坂道を ひとり歩まん 日傘を片手に
5
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しきしま
風吹かば昨日の雨は払ふとも花は散らすな野辺の山吹
6
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痴光山
ゆきやなぎ、白やまぶきの花散れる荒庭隅にそと紫蘭顔
4
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悠久
仲間から離れて咲きぬ杜若取り残されし我をうつさん
3
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ななかまど
彼岸から八十八夜すぎたれば農の日なりと亡き父の言う
15
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滝川昌之
境内でどの鯉のぼりか亡き父母がいつか寄贈の俺の二体は
14
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恣翁
百姓の野良から帰る 美しき五月の夕に 楡芽吹きけり
14
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灰色猫
二階から青空へゆく踊り場のひかりのなかで翼を洗う
15
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灰色猫
もっと血の色をしてたら醤油ってもしかしたらさ 黙って食べろ
8
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早乙女ん
いずこかと探せば日向のあるところ 猫の寝姿 家事は中断
6
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うすべに
こいのぼり泳ぐ風の香たずねれば 萌えるわかばとくすのきの花
9
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睡密堂
花を摘み蜜を啜ったあの子らはどこに消えたかつつじの盛り
7
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悠久
棒の先繋がり泳ぐ鯉のぼり子等に連れられ街練り進む
5
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杜鵑草
風かをりあを深めゆく山里の麦穂の空に鷺鳴きわたる
12
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横井 信
卯ノ花の皐月の風に揺れているやけにしずかな八十八夜
12
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日々草
冷たさの残る夜更けを紛らして独りグラスを傾ける春
9
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茂作
まち針のごとき花芽や紫陽花は 五月の空に雨を戀ふらん
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睡密堂
ゆるやかに眠りに落ちる蜂蜜がパンの耳まで至る速度で
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