銀ねずのお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
ねえ坊や教えておくれ あの空はどの絵の具から出した青なの
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笑能子
万象は総て見通すものである揚げた刀のその錆さえも
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詠み人知らず
大型で非常に強い台風の血液型はO型でしょう
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詠み人知らず
寝たきりは院の都合が作るもの立つな歩くな食べたら寝てろ
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美津村
雨に濡れ散りて眼鏡に張り付きし桜のひと片 わが視野閉ざす
13
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美津村
岩窟にて仏と燕と友と吾雨宿りして雨を見てゐる
16
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美津村
バス停に雨傘差して立つ少女バス来てバス去りまだ立ってゐる
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美津村
粒選りの梅を送るといふ便り文字美しくて梅の実思はしむ
16
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美津村
凧あげる二人の童は土手のうへ光のなかを踊るがごとし
16
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美津村
噴水は北に東に吹き乱れ向き定まらず虹定まらず
16
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美津村
その時のことはその時考へむ妻病む時の事わが病む時の事
16
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美津村
満月の下を東へのびてゆく夜の飛行雲光帯びたり
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美津村
安堵して逝きたる母とは思へぬに迷ひて夢に出づることもなし
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美津村
麦畑の麦なびかせて吹く風の形やさしき夕べとなりぬ
28
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美津村
娶らむと決めてただ一度書き遣りし手紙を妻は今も持つらし
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美津村
尊敬する人はと問はれて亡き父と答へて受かりし面接なりき
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美津村
高枝に熟れ柿三つ四つ残りゐて宇宙の底まで今朝晴れあがる
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ミムメモ!
助手席に夜の空気を吸いながらいつか来るべき死のこと想う
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ミムメモ!
「気取るのは好きじゃないから」微笑んで結局ネットの隅でうた詠む
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ミムメモ!
明日また目覚めることをかたくなに信じて背筋を伸ばす兵隊
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